頭痛
頭痛
「一次性頭痛」(慢性頭痛) | 「二次性頭痛」(症候性頭痛) |
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脳に異常はありませんが、90%以上は片頭痛・筋緊張性頭痛・群発頭痛です。 |
病気が原因で引き起こされる、疾患が原因の頭痛です。 |
二次性頭痛の除外が必要ですので、MRI画像診断をお勧めいたします
診察 ⇒ MRI(CT) ⇒ 診察
当日中に医師より結果説明を行っております
普段生じる頭痛の多くは一次性頭痛(脳に異常がない頭痛)で、ストレスや生活習慣、姿勢などがきっかけで起こります。代表的なものには片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあり、脳の血管の拡張や、首まわりの筋肉の緊張で血行が悪くなることによって起こると考えられています。後頭神経痛なども多くみられます。
片頭痛は完全に解明されていないものの、疲労やホルモンバランスの変化、光や音の強い刺激などによって、三叉神経という神経から炎症物質(CGRP:痛みの直接の原因とされているタンパク質)が放出され、硬膜(脳を覆う膜)に炎症と血管拡張が生じて起こると考えられています。
原因は、ストレス、疲労、寝不足、アルコール、チョコレートやチーズ、天気や気圧の変動、女性ホルモンの変化などがありますが、ストレスからの解放や寝すぎでも起こることがあります。
片頭痛を誘発する原因物質も解明されてきましたが、そもそもこのような物質が体内に増加する根本原因は「ストレスや疲労」なのです。薬に依存したくなければ、「生活習慣」と「身体ケア意識」の改善を意識しましょう(当院ではこれを推奨しています)。
内服治療が有効な頭痛です。
頭痛発作を早く鎮めるための急性期治療と、頭痛がない日も毎日お薬を飲んで、頭痛発作を起こりにくくする予防療法があります。
最近はジタン系(レイボー)が使用できるようになりました。片頭痛発作を引き起こしている脳の神経に直接はたらき、片頭痛発作の症状をやわらげると考えられています。
また、トリプタン系は頭痛発症直後に内服しないと効果が期待できませんが、ジタン系は服用するタイミングには影響されにくいと言われています。
長時間のスマートフォン・パソコン操作や車の運転などで前屈みやうつむきの姿勢が続くと、頭や首、肩の筋肉に負荷がかかり、血流が悪くなって頭痛が起こりやすくなります。首肩こりを感じたら、軽いストレッチをして頭痛を予防しましょう。
ストレス、疲労、寝不足、自律神経の乱れ、ストレートネックなどが原因となります。
前述のように、長時間のパソコン作業やスマートフォン操作も原因となります。
しっかり治療しないと、負のスパイラルに陥ってしまいます。
肩こりが原因でいろいろな症状が起こります。
ただし、肩こりがある頭痛=緊張型頭痛ではありません。
片頭痛の予兆であったり、片頭痛の症状であることもあるのです。
強い痛みの場合は一時的に内服が必要ですが、根本原因は「ストレス、疲労、姿勢の悪さ」からくる筋緊張なので、出来るだけ内服は頓服使用に抑え、「生活習慣」と「身体ケア意識」の改善が大変重要です。
(当院が監修した頭痛・めまい専門の整体「スキャプラ鎌倉」を通じて身体ケアの改善を推奨しています。)
強い痛みに対しては鎮痛剤や筋弛緩作薬(ミオナール、テルネリン、ギャバロンなど)を使用します。抗うつ剤(トリプタノールなど)や抗不安薬が有効なこともあります。
発症メカニズムは完全に特定されていませんが、血管の拡張が関わっていると考えられています。痛みが強く、日常生活や仕事にも支障をきたすことが多いため、内服治療が重要になります。上述のような症状(発作)が起きたら、速やかに受診することをおすすめします。
7つの1:1番痛い頭痛が、年1回、1か月間、日に1回、1時間、午前1時、1側の眼窩部に起こる
まずは禁酒です。
周囲の人に群発頭痛を理解してもらうことも大切です(発作時の状態が尋常ではないためです)。
スマトリプタン(イミグラン)皮下注射や吸入、高濃度酸素吸入が有効です。スマトリプタンには自己注射キットもあります。
予防薬として、ベラパミル(ワソラン)を使用します。
ステロイドを併用することもあります。
後頭神経痛は後頭部・頭頂部・側頭部などに瞬間的な痛みが時間をあけて起こる頭痛です。
多くは1週間ほどで自然に改善します。
後頭神経は後頚部の厚い筋肉の間から皮膚の表面に出てくる神経です。
この後頭神経が筋肉に刺激されることにより生じる痛みが後頭神経痛です。
そのため、緊張型頭痛と同様にストレス、疲労、寝不足、自律神経の乱れなどが原因となります。
自然に軽快することが多いので経過をみても問題ありませんが、鎮痛薬や神経修復目的にビタミンB12を使用します。筋弛緩薬や抗てんかん薬、抗うつ薬を使用することもあります。
※注意
痛みが先行し、後に皮疹が出現することがあります。
その場合は帯状疱疹の可能性があるので、皮膚科受診が必要です。
頭痛の原因のほとんどは
ストレス
疲労
睡眠不足
頭痛がつらい時は病院を受診して、薬をもらって対応する。
本当にこれだけで大丈夫でしょうか?
頭痛の原因のほとんどは、ストレス・疲労・睡眠不足などからくる自律神経の乱れです。
この自律神経の乱れを改善させないと、頭痛の根本的な改善もないのです。
医師から処方される薬は一時的に症状を緩和するものであって、根本的な治療にはなりません。
もちろん、今ある痛みをとるのに鎮痛剤は必要です。ただ根本的な治療にはならないため、「生活習慣」と「身体ケア意識」の改善を意識しなければ、再発を繰り返し、薬物依存になり、後述する薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)となってしまうのです。
一次性頭痛の根治的治療は薬ではないのです!!
現代社会では、スマホやインターネットの影響で、暇さへあれば自分の好きな情報にアクセスし、小さなスマホを悪い姿勢で見る習慣から、緊張、興奮の交感神経亢進状態が続き、これが筋緊張や血管収縮による血流不全につながり、さまざまな症状を引き起こしています。これを自律神経失調症といいます。
自律神経失調は薬では治りません。
引用:日本成人病予防協会
心と身体は密接に関係しています。
薬に頼るのではなく、身体ケアから心を整えることが非常に有効なのです。そのためには、薬に頼らない身体を目指すことが大切です。健康な身体を作る要素は姿勢・筋肉・自律神経です。
同じフロアにある「スキャプラ鎌倉」では、正しい姿勢としなやかな筋肉を手に入れることにより自律神経を整え、頭痛を改善させることを目指しています。
精神的にも肉体的にも健康的な身体を目指しましょう!私たちは、そのお手伝いをしたいと考えています。
頭痛に対して鎮痛剤を使い続けると、それにより頭痛が起こってしまいます。
と定義されます。
週に2~3回、3か月以上鎮痛剤を使用している人は薬剤の使用過多による頭痛の可能性があります。
必ず頭痛診療ができる外来を受診してください。
二次性頭痛は病気が原因で起こる頭痛です。見逃すと危険性が高い病気には、くも膜下出血、脳腫瘍、脳梗塞、脳出血などがあります。
「経験したことがない突発性で強烈な痛みがある頭痛」、「徐々に痛みが強くなるいつもと違う頭痛」などは二次性頭痛の可能性があります。ためらわずに受診してください。
頭痛に加え、以下のような症状が伴う場合には、脳の病気が隠れている可能性があります。速やかな受診が必要です。
当院では片頭痛予防注射製剤である、抗CGRP製剤を使用することができます。
抗CGRP製剤はCGRPの働きを抑え、片頭痛が起こるのを抑える薬で、エムガルティ®(ガルカネマブ)、アジョビ®(フレマネズマブ)、アイモビーグ®(エレマネブ)の3剤です。
片頭痛発作時
痛みを起こすシグナルが出る
アイモビーグ投与時
CGRP受容体と結合することにより、痛みを起こすシグナルを抑える
エムガルティ、アジョビ投与時
CGRPと結合することにより、痛みを起こすシグナルを抑える
いずれも、1か月に1回投与する注射薬です。(アジョビは1回3本/3か月に1回投与する方法もあります)
作用 | CGRPが受容体に結合しないように CGRP自体に結合することで、頭痛を軽減する |
エムガルティと作用は同じ | CGRP受容体にアイモビーグが蓋をし、 CGRPとの結合を防ぎ、頭痛を軽減 |
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注射部位 | 皮下注射:上腕・腹部・大腿 | 皮下注射:上腕・腹部・大腿 | 皮下注射:上腕・腹部・大腿 |
間隔 | 初回:2本 2回目以降:1本 ★1月に1回 |
初回:1本/3本 ★4週に1回(1本) ★12週に1回 (3本) |
初回: 1本 ★4週に1回 |
金額 | 約12900円 初回:約25700円 (2本分) |
約11800円 | 約11800円 |
加入されている健康保険組合によっては、医療費助成制度の対象となる可能性があります。詳細は受付までご相談ください。
注射を打ったところに、次のような症状が現れる場合があります
注射部位反応は2~7日続く方がいらっしゃいます。
かゆい場所はこすらず、保冷剤などの使用で冷やしましょう。
症状がひどくなるようでしたら、写真に残し、当院にご相談ください。
また、注射の回数を重ねることで出現する方もいらっしゃいますので、反応の有無を次回お聞かせください。
注射部位反応以外でも気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
病院に行くスケジュール
通院にかかる時間・交通費
病院での待ち時間
↓
通院頻度を減らし
自由な時間を増やす
家族
仕事
友人
趣味
自己注射の方法は当院の看護師がわかりやすくご説明いたします。ご不明な点はいつでもサポートします。
※ワクチン接種のような針とは異なり、長さは米粒程度で大変細い針です
※海外でもほとんどの方が自己注射による在宅治療をおこなっています。
慣れるまでは当院で看護師と一緒に
その後は、ご自宅で投与場所や時間も自由に