スマホ症候群(ストレートネック)|鎌倉脳神経MRIクリニック|鎌倉の脳神経外科・MRI検査

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スマホ症候群(ストレートネック)

スマホ症候群(ストレートネック)|鎌倉脳神経MRIクリニック|鎌倉の脳神経外科・MRI検査

スマートフォン症候群(スマホ症候群)

スマートフォン症候群とは、スマートフォンの長時間使用(スマホ依存)によって、身体の様々な部位に不調が生じ、それによって生じてくる症状の総称です。これは脳疾患と共通する症状も多いため、専門医師による鑑別と適切な対処が必要です。

スマホ依存が身体に及ぼす悪影響として、主に3つの要素があります。

  1. 姿勢の悪さ
  2. 眼精疲労
  3. 交感神経亢進

① 姿勢の悪さ

姿勢の悪さ

スマホ使用時の姿勢ですが、図のように、頸部や腰部に過度な負担が生じていることが多くなります。

頭を前に倒す姿勢を長時間に行うことにより、首や肩まわり、背中の筋緊張が強くなります(スマホ首)。

頚腕部の筋肉過緊張が後頭部から頭全体、顔面、上腕部におよび、自覚症状のないまま頭部、顔面(目の周り)、上肢の筋肉まで及び、さまざまな症状を来します。

  • 頭痛、頭重感
  • めまい、ふらつき
  • 嘔気、嘔吐
  • 上肢のしびれ
  • 目の疲れ、見えにくさ
  • 顔面のしびれ、痛み、違和感
  • 耳鳴り

肩こり

筋放散痛

筋肉の緊張が原因

② 眼精疲労

長時間スマホの画面を見続けることによる眼精疲労は、

  1. 近くにばかり焦点を合わせる目の緊張状態
  2. ブルーライト
  3. 眼球の乾燥

などにより、目の周囲の眼輪筋や眼球を動かす眼球運動筋の過緊張が生じます。
これは、目の症状だけでなく、頭痛、肩こり、めまい、嘔気、嘔吐、などの症状を引き起こす原因にもなります。

③ 交感神経亢進

スマホを見る時間の大部分は、興味があるエンタメやニュースばかりを見ているため、興奮や刺激によって交感神経(興奮)が亢進することによる自律神経失調(交感神経亢進)の状態となります。交感神経亢進が過剰になると、筋肉の緊張、血圧上昇などの体内変化が起き、リラックスの時間が減ることで、ストレスや疲労を感じやすい状態に陥りやすくなり、結果として、頭痛、めまい、肩こり、しびれ、耳鳴り、動悸、だるさ、などのストレス系の症状を引き起こします。

自律神経失調症

交感神経と副交感神経のバランス

スマホと自律神経失調の関係

このように、スマホ依存は、「姿勢の悪さ、眼精疲労、交感神経優位の自律神経失調」により、下記のような様々な症状が起こります。

  • 頭痛
  • めまい(ふらふら、ふわふわ)
  • 体のだるさ
  • 腕のしびれ
  • 顔面の痛みやしびれ
  • 目の見えづらさ
  • 精神面の不調
  • 動悸
  • 首のしわや顔まわりのたるみ

これが、スマートフォン症候群です。

スマホ依存から生まれる症状

ただし、これらの症状の中には、脳疾患の可能性が否定できない症状も多く含まれます

スマホの使い過ぎだから、と自分で判断せず、まずはMRIなどで脳疾患の有無を確認してください。

スマホ首のセルフチェック

スマホ首のセルフチェック

壁にお尻と背中をピタッとつけて立ちます。この時、「後頭部」「肩甲骨」「お尻」「かかと」の4か所が自然に壁についていれば正常です。

もし、後頭部が壁から浮いていたり、不自然な姿勢と感じた場合はスマホ首が疑われます。

スマートフォン症候群の予防、根本的治療

スマートフォン症候群の予防、根本的治療

スマートフォン症候群の予防は、スマホの長時間使用を避け、使用中の姿勢を正すことが第一です。スマホ使用中には頭を大きく下げず、目の高さで画面をみるよう心がけましょう。

パソコン作業中の姿勢も大切です。画面の上端が目の高さと同じかやや下となるように調整しましょう。

スマートフォン症候群の症状は、薬によって改善できても、それは一時的な対症療法に過ぎず、根本的な治療にはなっていません。

日頃から正しい姿勢を心掛け、整体を受けたり、ストレッチを行うことで、自分の体を労わることを習慣化することで、薬に頼らない身体にしていくことが、根本的治療となります。

当院が監修する頭痛・めまい専門の整体「スキャプラ鎌倉」ではその正しい方法をお伝えすることができます。

長時間のスマホ操作による症状にお悩みの方は一度ご相談ください。

治療の流れ

診察

1. 医師による診察

  • 問診:頭痛・めまいなどそれぞれの症状に対しての問診を行います。過去の病気についても伺います。

検査

2. 検査

  • 頭部MRI/A、頚椎レントゲン、採血検査、心電図など症状により必要な検査を行います。

説明

3. 診断・結果説明

  • 検査で異常がなく、症状がストレートネック(スマホ首)によるものであれば、スキャプラ鎌倉を紹介します。
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