【子供が頭を打撲したら何科??】
- 2023年9月11日
- 頭部打撲
当院では、0歳から頭部打撲の診療を行っています
親御様から「軽く頭をぶつけただけだけど受診は必要なのか」「何科を受診したらいいのか」こういった質問を頂きます。
今回は、小児打撲についてお話していきます。
子供は大人に対して、危険を察知する能力が低く、身体のわりに頭が大きく重心が高いためバランスを保ちにくいことから、転んだり、椅子やベッドから落ちたりして頭をぶつけることが多々あります。
頭部外傷後に起こる病態として、皮下血腫(たんこぶ)や脳挫傷、頭蓋骨骨折、急性硬膜外血腫・急性硬膜下血腫などがあります。
皮下血腫(たんこぶ)
頭の皮膚は血流が豊富で、外傷により皮下組織に出血して起こります。
皮下血腫が増大してブヨブヨしてきた場合には頭蓋骨骨折を疑います。
脳挫傷
脳挫傷は、頭部への直接的な衝撃や激しい揺れにより、脳が傷ついた状態です。
頭蓋骨骨折
急性硬膜外血腫
頭蓋骨の下には脳を包む3層の膜(髄膜:外側から硬膜・クモ膜・軟膜)になっています。
急性硬膜外血腫は、頭蓋骨と硬膜の間に血腫(血のかたまり)ができる病気です
急性硬膜下血腫
急性硬膜下血腫は、強い力が急激に頭部に加わり硬膜とクモ膜の間に血腫ができる病気です。
打撲後の検査は、CT検査やレントゲン検査を行い骨折や頭蓋内の出血などがないか確認しますが、どちらも放射線を用いた検査になるので、被ばくは避けられません。小児の頭部打撲では医師による診察で、お子さんの様子や症状から親御様と相談して検査を決定します。
https://buddy-kamakura.com/feature-mri/
以下の症状がある場合、早期に医療機関を受診しましょう。
・出血や傷がある。頭部に凹んでいる箇所がある
・いつもと比べて元気がなく、ぼんやりしてすぐに眠ってしまう
・呼びかけに返答しない、つじつまの合わないことを言う、不機嫌になる
・吐き気や嘔吐を繰り返す、顔色が悪い
・頭をひどく痛がる
・視線が合わない
頭をぶつけた後24時間は上述した症状が出ていないか慎重に観察してください。
当院では、0歳から頭部打撲の診察を行っておりますので、些細なことでもいつでもご相談ください。
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